伯桜鵬 初の大銀杏姿で白星「憧れたところへ少し近づいた」 玉正鳳を寄り切って白星先行
◇大相撲九州場所3日目(2024年11月12日 福岡国際センター) 西十両2枚目の伯桜鵬(21=伊勢ケ浜部屋)が東十両4枚目の玉正鳳(31=片男波部屋)を寄り切り、2勝1敗とした。この日、昨年春場所での新十両昇進以降初めて、大銀杏を結って相撲を取った。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)から前夜、結うように指示があったと振り返り、「あまり変わらない。普通の白星です」と淡々と語った。 【動画あり】大相撲九州場所3日目 琴桜、痛恨の初黒星…接戦の末最後は押し出される 一方で、初土俵前にテレビなどで目にした、「憧れたところへ少し近づいた」との感慨も語った。大銀杏は場所前に一度試したというがこの日、まだ短い髪の毛を目一杯使って結ったため「痛かった。でも関取っぽいかな」と笑顔ものぞかせた。 新入幕の昨年名古屋場所で優勝争いに加わり、技能賞と敢闘賞の三賞をダブル受賞した。その場所中に悪化させた左肩の影響で翌秋場所を全休。今年初場所では幕下陥落も経験したが、再入幕まであと一歩の位置まで番付を戻している。