「食料が届かなくなる」「しょうがない」台風21号、住民生活に影響 受験生も避難 沖縄・八重山
台風21号が接近した31日、八重山地方では白波が護岸に打ち付け、街路樹の葉が東から西に揺れ、駐輪している自転車がなぎ倒された。直撃はまぬがれ営業する店舗もあり、コンビニで客が食料品などを買い求めた。暴風警報発表で寮が閉まったため、避難所で受験勉強をする高校生もいた。 【図でわかる】大雨、土砂災害…「警戒レベル」の見方 いつ避難する?
市が避難所として開設した市健康福祉センターには4人が避難した。竹富町内の離島から市内の公立高校に進学し、普段は寮で生活する2年生の女子生徒(17)は寮が閉まり、午前9時ごろ自転車で避難。台風接近時、普段は前もって実家に帰省するが、今週末に模試があるため市内に残った。「寮が開いてたらいいなと思うけどしょうがない」と語り勉強を進めた。 与那国町の後(こし)間(ま)正輝(せいき)さん(76)は11月目前の台風接近に「あんまりないよね」と驚いた。「船が長い間止まったら食料品が届かなくなる」と心配し、波浪の行方を気にした。 (照屋大哲)
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