保湿とエイジングケアに欠かせない「アミノ酸」味の素の「ジーノ モイスト」がリニューアル
長年の研究から導き出された「アミノ美肌理論®」
ー今回、肌におけるアミノ酸の研究結果を「アミノ美肌理論®」として発表されましたが、どんなことがわかったのでしょうか? 「アミノ美肌理論®️」は、お肌のコンディションと深い関係にある肌タンパク質を、その材料となるアミノ酸で育んでいくスキンケアアプローチです。私たちの10年にわたる研究では、お肌のコンディションと角層の情報を収集・解析した結果、角層内の特定のタンパク質がお肌のコンディションに関与していること、またそのタンパク質は特別なアミノ酸の組合せ(アミノ酸カクテル)で育むことができることにたどり着きました。
アミノ酸は体の内外から取り入れることが可能です。食事やサプリメントによって全身をめぐる「食べるアミノ酸」、スキンケアアイテムによって届けたい場所に届ける「塗るアミノ酸」を組合せて、ぜひアミノ酸で肌を「サンドイッチ」して美肌タンパク質に満ちたお肌を目指していただきたいです。
ーアミノ酸を摂ることへのリスクはありますか? 余分に摂ったアミノ酸は、分解されて体外に排泄されます。ただ、どんな栄養成分でも不必要に摂りすぎることはかえってカラダの負担となることがあります。 また、スキンケアの観点では、アミノ酸は肌にもともとある成分ですので、肌なじみがよく、刺激が少ないので、どんな肌質の方でも使っていただきやすいのが特長です。 ー他にわかったことはありますか? 味の素ではアミノ酸、タンパク質、肌状態の関連性について、長く研究をしているのですが、ここでも新しい発見がありました。 肌に影響するタンパク質のことを私たちは「美肌タンパク質」と呼んでいて、そのひとつが「デスモグレイン-1」です。このタンパク質は、細胞同士をつなぐ役割を果たすのですが、角層水分量の多いうるおいのある肌には、このデスモグレイン-1が多く、乾燥した肌には少ないことが判明しました。 デスモグレイン-1が多い肌は、スクラムを組んでいるように細胞同士がくっついているため、うるおいを肌に留めておくことができ、ダメージを受けても跳ね返せる強い肌になります。 肌が水分を保てない原因というのはさまざまですが、デスモグレイン-1が少ないと、せっかく水分を補給しても外へと逃げてしまい、結果としてダメージを受けやすい肌につながることがわかりました。