来年4月の大阪・関西万博で開幕日に「1万人の第九 EXPO2025」開催
来年4月13日に開幕する大阪・関西万博の初日に、会場内の大屋根リング、ウォータープラザで「1万人の第九 EXPO2025」を開催することが1日、毎日放送、日本国際博覧会協会から発表された。 師走の風物詩として知られる「1万人の第九」は今年で42回目。この日開かれた大阪城ホール(大阪市中央区)で指揮、総監督を務める佐渡裕氏(63)が「万博開幕日のオープニングスペシャルコンサートに1万人の第九が選ばれました。1万人の第九第4楽章を演奏します」と発表した。会場を埋めた合唱団1万人、観客5000人から大きな拍手が起こった。 ベートーヴェンの「第九」はちょうど200年前に初演された曲だ。佐渡氏は「200年後の我々を見てたんじゃないか。世界には今も戦争、分断がある」と、うれいながら「力を合わせてこの1万人の大きな愛を来年の万博へつなげたい」と語った。 会見では万博協会・石毛博行事務局長から「万博開幕日の最初のイベント。先頭打者ホームランを期待してます」と告げられ、万博アンバサダーも務めている佐渡氏は「恐ろしいほどのプレッシャーですね」と苦笑い。屋外での開催に音響、天候など不安点はあるが「万博は平和のシンボルです。意味のあるもの。関西、大阪は力のあるところだから、来年4月になったら盛り上がってると思います」と気合いを込めていた。 合唱団の募集は12月1日午後8時から来年1月20日午後5時まで。