2024年の締めくくりは王者・横山朋哉に松山勇汰が挑むタイトル戦。スーパー・フェザー級屈指のカードが実現【Krush.169】
Krushの年内最終戦となる「Krush.169」(12月8日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が10月8日、都内で開催された。 メインイベントでKrushスーパー・フェザー級タイトルマッチが行われ、王者・横山朋哉(リーブルロア)が松山勇汰(ALONZA ABLAZE)を挑戦者に迎え初防衛戦に臨むことが発表された。 横山は今年2月に髙橋直輝を破り、王座を獲得。7月にはK-1に出場しカベロ・モンテイロにKO勝ちを収めている。現在、2023年2月から5連勝中。 松山はプロ戦績10戦9勝(7KO)1敗のホープ。今年3月に行われたRISEとの対抗戦に抜擢されると原口アンドレイからダウンを奪った上での判定勝ちを収めている。 会見で松山は「7月の試合が終わってから、次はタイトルマッチをやりたいという思いで、それだけを見て試合が終わってからすぐ練習して。試合が終わってから5カ月と期間が開きましたが、このタイトル戦にかける思いは今までの試合とは比べ物にならないくらい強い思いがあるので、もコリ2カ月、しっかり仕上げてベルトを巻きます」と意気込みを口にした。
受けて立つ横山は「宮田さんが群馬大会をやってくれないので、防衛戦を挟んで来年、群馬大会をやりたいので、その前に負けられないし、自分は次はK-1のタイトルマッチかと思ったんですが組まれなかったので。もちろん松山選手は強いので、ここで倒して。僕はタイトルマッチだからどうというのはないので、一戦一戦完璧に仕上げて勝つのでそこを見てもらえれば。12月は超満員の後楽園ホールで楽しんでください」と語った。 互いの印象については松山は「アウトボクシングもできるしインファイトもできる。一番強いなと思うのは爆発力」、横山は「見て分かる通りKO率が高いし、純粋に強いなと思う。若いし勢いもあるし、スタイルが似ているなって印象」とそれぞれ評した。 会見の終盤、横山は「松山選手は大した相手とやってない。雑魚としかやってない」とちくり。そして「それでタイトルと言われた時はいろいろありましたけど、強いのは事実なので。チャンスを与えるのも王者だと思うので、それをものにさせないのが僕だと思うので。チャンスを与えるけどものにはさせないぞという感じ。若い選手にチャンスを与えてこそ王者。僕がチャンスをもらって、そのチャンスを逃してきたのと一緒で、そういう試練を乗り越えてきた人って強いと思うので、そこの覚悟の違いを見せられたらと思っています」と続けた。