「え、ほんまに無印良品!?」 イメージ一新の「特化型店舗」、全国初は大阪に
■ 近隣店舗との「差別化」図る
商業施設「ルクア大阪」(大阪市北区)8階の「無印良品 ルクア大阪店」が、10月11日にリニューアルオープン。全国初となるレディース向け衣料品とコスメ・ケア用品に特化した店舗として生まれ変わる。 【写真】新たに香水まで…生まれ変わった店内 2011年のオープン以来、通常の無印良品と同じく衣料品や化粧品、食料品、日用品など、さまざまなジャンルを揃えていた同店。今回のリニューアルでは「ルクア大阪」の利用客である20~30代女性に合わせて化粧品や洋服に特化したラインアップに刷新され、2023年リニューアルした近隣の関西最大級規模を誇る「グランフロント大阪店」との差別化を図る。
また、今回のリニューアルを機に店内の内装も一新。木を基調とした温かみある従来イメージからガラリと印象を変え、白を基調とした店内はまるでセレクトショップのような雰囲気に。極力シンプルにすることで、商品の素材感や色味などが見やすく、買い物がしやすいように配慮されている。 店内は3つのセクションに分かれており、通常の「無印良品」にも並ぶ一般衣料品、中央に「MUJI ラボ」の衣料品、そして化粧品・ケア用品が揃うコーナーもスタンバイ。
◾️無印良品では異例?「積極的な接客」も
衣料品特化店ともあり、こちらではスタッフの着こなしにも注目。スタッフたちは同店で販売されている衣服だけでなく、アクセサリー、帽子やメガネなどの小物を駆使してコーディネートしており、「歩くマネキン」のごとく、商品の着用イメージがより鮮明になるよう意識している。 また同店では、従来の店舗とは違い、積極的に接客もおこなっていくという。店長・東濱さくらさんは、「こちらの店舗ではスタッフの『接客力』を磨いています。カラーコーディネーターや接客の資格などを持ったスタッフも在籍しており、資格の取得も推奨しています。お客様の商品に対する疑問に答えたり、商品の良さをお伝えしたり、積極的にコミュニケーションを取っていきたいです」と意気込む。
◾️売上げ好調、スキンケア商品も豊富に
SNSでもたびたび話題となり、幅広い世代から人気を集めているコスメやケア用品もフルラインアップで取り揃えられている。2023年のリニューアルから売上げも好調で、10月より「高濃度オールインワンセラム」(3890円)が新商品として登場している。 スキンケア商品に関しても、豊富な商品知識を持ったスタッフに接客してもらいながら自分に合ったものが選べるので、なにかと重宝しそうだ。営業時間は朝10時半~夜8時半。場所は「ルクア大阪」8階。 取材・文・写真/野村真帆