「右からの横断歩行者に十分注意を」警察トップ“異例の”事故防止呼びかけ 2週間で7件の死亡事故=静岡
静岡放送
3年9か月ぶりに「交通死亡事故多発警報」が静岡県内に発令されたことを受け、静岡県警の津田隆好本部長は11月14日、「歩行者も事故にあわないように気をつけて欲しい」と異例の注意喚起しました。 【写真を見る】「右からの横断歩行者に十分注意を」警察トップ“異例の”事故防止呼びかけ 2週間で7件の死亡事故=静岡 「警察本部長の津田です。現在、交通死亡事故多発警報が発令中です。夕暮れ時から夜間にかけての高齢者の道路横断中の事故が大変多く発生しています。ドライバーのみなさん右からの横断歩行者に十分注意して下さい。また、歩行者のみなさん、ぜひ、反射材の活用と道路横断時の左右の安全確認をよく行って下さい。みなさん、宜しくお願い致します」 異常事態ともいえる交通事故の発生状況を受け、こうテレビカメラに呼びかけたのは、静岡県警の津田本部長です。 静岡県内では現在、3年9か月ぶりに「交通死亡事故多発警報」が発令されていて、警察は取り締まりを強化しています。しかし、12日も浜松市で道路を横断していた高齢女性が車にはねられ、死亡するなど、県内全体で10月31日から11月13日までに計7件の死亡事故が起きたほか、人身事故は11月7日から12日までで355件も発生しています。 津田本部長は「ドライバーが気をつけていただくことはもちろん、歩行者のみなさんも痛ましい事故に遭わないように気をつけていただければ」と県民に交通安全を呼びかけました。
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