ランチビールに大好きな中華を平らげ「おかわり!」…“奇跡の1枚”でバズり、白目ヘン顔もこなす橋本環奈が25歳で「紅白」を手際よく仕切れる納得の理由
「大嫌い!」 朝ドラこと連続テレビ小説『おむすび』で橋本環奈演じる主人公・米田結が恋人・四ツ木翔也(佐野勇斗)にこう言い放った。この「大嫌い!」の殺傷能力は高く、放たれた翔也のダメージは相当のものであろう。 【画像】“奇跡の1枚”でバズり、白目ヘン顔もこなす…今年も紅白歌合戦の司会を務める橋本環奈(25)の“変幻自在”な写真を見る こういうシーンで、大好きだった恋人への好きだけど嫌いがないまぜになった複雑な心情や、励まそうとしてあえて厳しく言ってみる葛藤、等々は、様々な表現の方法があると思う。だが、ただ一点、「大嫌い!」で突破した橋本環奈の潔さ。もしかしたら言い方は演出の提案かもしれないが、それを端的に表現した橋本環奈の表現力は抜群だった。
橋本環奈の演技は「極めてCM的」
ここのところ橋本環奈の演じる米田結の「瞬間」に出す演技の正解感がすごい。「大嫌い!」を放ったのと同じ回、恋人と別れを決めて合コンしているときのサバサバ感、ランチビールに大好きな中華料理を平らげながら「大将、生おかわり~」のけろっとした様子や「いいよもうその話は」と恋人の話題を軽くあしらう感じ、等々。あまり前後の感情は関係なく、その瞬間はこれしかないというような表現にビールのCMを見ているような気分になった。 そう、橋本環奈の演技は極めてCM的なのである。つまり、短期集中型だ。瞬間の訴求力に賭けているように見えるのだ。 CMは商品を売ることが目的だから、ここぞというときに、商品名やその効能をアピールする必要がある。ほんの数秒の勝負であり、橋本環奈は一瞬で視聴者を仕留める力にひじょうに長けている。これは彼女のポテンシャルであろう。 そもそも彼女の出自も「瞬間」だった。
SNSでバズったアイドル時代の「奇跡の1枚」
「奇跡の1枚」というこれ以上なくよく撮れた写真がSNSでバズって「1000人にひとりの逸材」と注目されたのである。10代のとき、地元福岡で御当地アイドルRev. from DVLの一員として活動していた橋本環奈は、たくさんいるご当地アイドルのひとりであったが、「奇跡の1枚」で突如1馬身リードした。