2025年青果初セリ
浦添市の県中央卸売市場では5日、4年ぶりに年明けの恒例の青果の初セリが行われました。 初セリ式はまだ夜も明けきらない午前5時30分に始まり沖縄協同青果の濱川社長が「市場関係者の連携を強化し生産者の価格の安定と所得向上に努め県内全域に農産物を供給する」とあいさつしました。 初セリ開始の鐘が鳴ります。2024年1年間に、この市場で扱われた野菜や果物は合わせておよそ4万2000トンで長雨や夏場の高温など異常気象の影響を受け大幅に減少、キロ当たりの単価は今も割高傾向が続いています。 また、北部地域の大雨の影響が心配された「たんかん」は5日の初セリでは10キロ5000円と高値で取引されました。 沖縄共同青果目取真健二常務は「(市場では)全体的な品薄で野菜は高騰で継続すると思います」「全国から(青果)物を集めて消費者の皆さまに値ごろ感のある野菜を届けられたなと思います」と話しました。 5日の初セリでは、野菜・果物およそ230トンが競り落とされました。