靴下をはいて寝ると睡眠の質が低下!?【睡眠の思い込み5つ】
あなたが当たり前のようにやっている美を磨くためのケアは本当に正解? 睡眠の思い込みを今こそ正そう! 【不眠レベル診断】眠れない原因と対策方法を徹底解説!
お話をうかがったのはこの方
小林麻利子さん 眠りとお風呂の専門家
【思い込み】エアコンをつけると睡眠の質が落ちる!
【A】 寒さや暑さを我慢するのは睡眠の質が下がる原因に 小林さん 室内には温度計をつけ、冬は20度、夏は26度に保つよう、必要に応じてエアコンを使って
【思い込み】昼寝をするなら横になって長く寝たほうがいい
【A】 深く眠りすぎないように横にならず10分程度に! 小林さん 昼寝で深く長く眠ってしまうと夜の睡眠の質が格段に下がります。机に伏せて寝る、イスなど背もたれに寄りかかり、体を起こした状態で10分程度寝るだけにとどめてください
【思い込み】睡眠時間を削ってアクティブに行動したり遊んでいると痩せる気がする!
【A】 睡眠時間が短いと、脂肪が増えやすくなり、食欲が増して食べすぎるなど太る要因に 小林さん 睡眠不足になるとストレスホルモン(コルチゾール)が増えて血糖値が上昇し、余った糖が脂肪に変わります。それだけでなく、食欲を増進するホルモン(グレリン)が増加し、過食の引き金に。朝方の浅い睡眠が糖代謝をアップする支えになるため、浅い睡眠が少ない短時間の睡眠の生活が続くと太りやすく
【思い込み】疲れた日は早く寝たほうがお肌にいい
【A】 寝る時間が日によって変わるとアンチエイジングに影響する成長ホルモンの分泌量が少なくなる 小林さん 就寝時刻を定めると寝はじめの成長ホルモンの分泌量が安定。ちなみに睡眠のシンデレラタイムは12時から。深い眠りにつくまでに30分かかるので、15分前(11時15分ごろ)には寝床へ
【思い込み】足元の冷え解消のため靴下をはいたまま寝る
【A】 末端を温め足の甲から放熱して深部体温を低下させることで深い眠りを促します。その“放熱スポット”を靴下で覆うと睡眠の質が下がる原因に 小林さん 就寝時用の足の甲まで覆う着圧スパッツがありますが、脚の疲れやむくみに対応していても睡眠の質については考えられていない可能性も。足元が冷えるときは、足湯などをして温めてから寝るのが◎ イラスト/香川尚子 取材・文/金子優子 構成/渡辺瑛美子 Edited by 渡辺 瑛美子
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