「あんたの言う通りになった」再審判決受け 姉ひで子さんが袴田巌さんに「無罪」伝える「再審無罪になったの」(静岡)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
26日、静岡地裁で無罪が言い渡された袴田巌さんの再審判決で、袴田さんに代わり出廷していた姉ひで子さんが袴田巌さんに無罪を伝えたことがわかりました。 判決公判は午後2時から始まり、午後4時に閉廷。姉ひで子さんは判決公判後、静岡市内で弁護団の会見等に出席し午後9時過ぎに浜松市内の自宅に帰りました。その後、午後10時過ぎ袴田巌さん(88)に無罪を伝えたといいます。 姉ひで子さん 「今日はいいことあった」 「再審開始になったの、それで無罪判決が出た、あんたが勝った」 「あんたの言う通りになった」 「裁判長さんが無罪だって」 「これでもう終わった、安心しな」 「わかる?わかるでしょ?」 「再審無罪になったの」 「長かったけれどさ、裁判は」 「再審無罪になったの、無罪ですって裁判長さんが言った」 「だからもう裁判所もいかない」 「安心しなよ」 「よかったね」 「わかった?」 「わかったかね、あんた」 「ね、もう安心して寝てな」 袴田巌さんはうちわを仰ぎながらひで子さんの報告を表情を変えずに聞いていました。 静岡地裁は26日、袴田さんの再審判決で「自白の取り調べ調書」、「5点の衣類」、「ズボンの共布」の3つについて、捜査機関による証拠のねつ造を認定し袴田さんに無罪を言い渡しました。