名古屋城の水堀を舟で巡るツアーが発足!新たな観光の目玉を目指す
名古屋城の“水堀”を舟で探索できるツアーがスタート!参加者からは、「いつもと違う景色が見られて嬉しかった」など、新たな観光スポットを満喫する声が寄せられました。
2018年から「天守閣」への入場を規制
名古屋のシンボル「名古屋城」では、いま直面している課題が。実は現在耐震性確保などのため、2018年から「天守閣」への入場を規制しているのです。オープン時には、「しゃちほこ」と記念撮影ができたり、名古屋を一望できるスポットが設けられるなど多彩なスポットで訪れる人々楽しませてきた天守閣。“登れない名古屋城”に、観光客も少しがっかりした様子。
そんな中、あるプロジェクトが発足!なんと名古屋城の“水堀”を舟で探索できるツアーがスタートしたのです。
名古屋城の“水堀”を舟で探索!
市は歴史ある名古屋城の魅力をさらに高めることを目指し、観光で水堀を利用できないかと社会実験を実施。参加者を抽選で50名募集したところ、約1200名の応募が集まりました。
舟は12人乗りで、乗船時間は約30分。参加者からは、「いつもと違う景色が見られて嬉しかった」、「やっぱり桜の時期ですよね。それか紅葉の時期、雪も降ってもいいかなと思って」などツアーを楽しむ声が多く寄せられました。
参加者の中には、数えきれないほど名古屋城に訪れているという歴史好きな少年も。「水堀に入らないと見られないところがあるのが良かった。石落しが外からだと見られないけど、水堀に入ると見られるところが良かったです。大きくて迫力がありました」と笑顔で感想を述べました。
市は2026年に開かれるアジア競技大会までに、この事業の本格運用を目指すそう。「名古屋城総合事務所」佐藤慶和さんは、「お子さんからお年寄りの方も、外国人のインバウンドの方も名古屋城のことをより知っていただく、良い機会になればいいなと思います」とツアーへの思いを語った。