松本幸四郎、歌舞伎座で初演出 「キャラクターを引き出せるように」 中村隼人の主演舞台
初の演出について幸四郎さんは「原作を歌舞伎化するわけですけど、(以前)テレビで隼人くんがやられていた(役)そのまま見ていただけるような世界をつくりあげたい。こういうやわらかい役というか、ちょっとおちゃめであったり、愛きょうがあったり、一方で殿様であったり、いろんな部分が出せる二役であると思いますし、“こういうものを持ってるんだ彼は”ということをみなさんに驚いていただきたいと思っています」と明かしました。
さらに、見所について「総踊り、これはあります。二役ですので早替わり、似た人に早替わりするっていうのはおそらく歌舞伎史上ないと思うんですね。別人になるから驚くわけで、顔がそのままのそっくりそのままの二役を演じる、早く見えるようにどう作っていくか、予定では11回の早替わりを予定」と、作品への思いを語りました。