再出発の挑戦 目を付けたのは「グミ」の消費拡大 看板商品「ヨーグレット」を改良して新発売 2023年に大手商社の子会社になった長野・須坂市の菓子メーカー
1日ほどかけて乾燥させて成型すればグミの完成です。
新たな方針を支えるのは確かな技術。明治産業時代もグミの製造を請け負っており、ベテラン従業員にはノウハウが蓄積されています。 アトリオン製菓 製造部・荻野瑛乃さん: 「会社は変わりましたが、グミの製造の技術はベテランがいるので滞りなく進んでいます」
■ハイレモンのグミも改良する方針
こうして、出来上がったリニューアル第1弾の「ヨーグレットグミ」はー。 アトリオン製菓・山下奉丈社長: 「口いっぱいに広がるヨーグレットの風味がさらに広がるように食感であり、味の出方に改良を加えています」
特別に記者が試食―。 (記者リポート) 「口の中にあのヨーグレットの味がいっぱいに広がって、もちっとした食感がとてもおいしいです」
改良したプレーン味と新商品のイチゴ味と洋梨味の2種類は「グミの日」の9月3日発売。 今後はハイレモンのグミも改良する方針です。
■次の10年、20年を見越して
再出発して1年余り。丸紅出身の山下社長は長く親しまれてきた味を守りながら新たな挑戦も続けたいと話しています。 アトリオン製菓・山下奉丈社長: 「これまで積み上げてきたものがあってこそのアトリオン製菓ですので、その歴史を大事にしながらその次の10年、20年取り組んでいきたい。アトリオン製菓だからできるもの、独自性の高いものをどんどん作って世に出していこうというところは、みんな気合を入れて活動している状況」
長野放送