通算203勝の元巨人エース堀内恒夫さんがノーバウンド投球 17年間つけた背番号「18」への思い語る
◇プロ野球セ・パ交流戦 巨人18-2ロッテ(4日、東京ドーム) 元巨人のエース堀内恒夫さん(76)が、ファーストピッチセレモニーで球場を盛り上げました。 【動画】堀内恒夫さんの始球式はこちらで この日は巨人の球団創設90周年イベントの「レジェンズデー」。巨人のエースナンバーである「No.18」がテーマということで、巨人一筋の右投手で、18番をつけていた堀内さんがファーストピッチを務めました。堀内さんは1967年から1984年までの17年間にわたって背番号18をつけました。成績は通算560試合に登板し、通算203勝139敗。2004年、2005年の2年間は監督も務めました。 「公式戦では初めての始球式」だという堀内さんは、背番号18のユニホームを着て登場。キャッチャーの大城卓三選手に対してノーバウンド投球を披露し、球場がわきます。マウンドを降りた後には、投げたボールを持って「これは家宝にするぞ。ストライクゾーンの近くいったから」と語りました。 背番号「18」を背負っての投球には、「この18番は巨人を代表するピッチャーがつける番号だと思っている。それを十数年つけられたということは光栄ですよ。今日こうやって18番をつけて始球式を投げているというのは、一生の思い出だね。冥土の土産だね。それくらい重いと思うよ」とコメント。 また、阿部慎之助監督率いる新チームについては「もう阿部監督がやりたいように、自分の色を出してやってもらえれば。チームの色が変わって、いい状態で走ってる。90周年も光っていくんじゃないかと思う。とにかく阿部がしっかりやって勝つこと。そうすればみんなハッピーなんだから」と激励しました。 チームはこの試合、3回に球団記録の9者連続安打と1イニング12安打のセ・リーグタイ記録を出すなど、23安打18得点で快勝。レジェンドのエールに応えました。