100周年は26社 来年周年を迎える三重企業 帝国データ四日市支店
【三重】帝国データバンク四日市支店は、2025年に周年を迎える企業の調査結果を公表した。来年三重県内で周年を迎える企業は2349社。このうち50周年企業が311社、100周年が26社に上ることがわかった。 25年に周年を迎える企業を業種別でみると、建設業が727社と全体の31・0%を占めトップ、次いでサービス業が507社で21・6%を占め、2業種で全体の半数超に上った。 最も歴史が古いのは、1575(天正3)年創業の2社。いずれも和菓子を扱う柳屋奉善(やなぎやほうぜん、松阪市)と、二軒茶屋餅角屋本店(伊勢市)。創業年は、織田信長が名実ともに天下人となったとされる「長篠の戦い」が起きた年でもある。 県内上場企業では、日本トランスシティ(四日市市)と三十三銀行(同)がともに創業130周年を迎える。また、桑名三重信用金庫(桑名市)が100周年の節目になる。また、90周年が池畑運送(四日市市)、80周年が金属プレス部品製造の伊藤製作所(四日市市)などと続く。
なお、創業100年以上の老舗企業の割合は、三重県は3・65%で、都道府県別順位で14位だった。 調査は25年に創業・設立から10年刻み(200年を超える企業は50年刻み)で周年を迎える企業を、帝国データバンクの企業データベース「COSMOS2」から抽出し、分析した。