【大学野球】日大国際がサヨナラ負けで準優勝…6年ぶりの全日本選手権出場ならず
◆大学野球◇東海地区春季選手権 ▽第3試合 中部学院大6-5日大国際(25日・長良川球場) 日大国際(静岡)は初戦で皇学館大(三重)に5―4で粘勝したが、1勝同士で迎えた中部学院大(岐阜)との対戦では5点差を追いくも9回にサヨナラ負けを喫し、準優勝。6月開幕の全日本大学選手権(東京)への6年ぶりの出場はかなわなかった。 日大国際の打線が6回からつながった。全国切符を懸けた中部学院大戦で、3―5で迎えた8回。2死満塁で足立海輝二塁手(4年)が左前に2点適時打を放ち、最大5点差から一時同点に追いつくとベンチから雄たけびが上がった。9回、高田基人投手(3年)がサヨナラを許したが、昨秋全国切符が懸かる東海大会で0―5で優勝を明け渡した相手に意地は見せた。 猛攻が実らずナインらのすすり泣きが聞こえる中、和泉貴樹監督(69)は「よくやってくれた。1点が足りなかったけれども、まだまだこのチームは成長できると感じさせてくれた」と労(ねぎら)った。6回にチーム初得点となる中前適時打を放ち、勢いを生み出した篠田渉太主将(4年)は気丈に振る舞う。「やり返すチャンスは秋にもう一回ある。今度こそ勝って全国に行きたい」と決意を固くした。(伊藤 明日香)
報知新聞社