史上最高額は誰だ!? 日本人、歴代移籍金ランキング12位。適応失敗? 17億円で加入も不発に終わったのは?
欧州各国リーグは、2024/25シーズンに向けた準備を始めている時期で、今夏も様々な移籍市場の動きがある。今回は、歴代の日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で順位ごとに紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。
12位:武藤嘉紀(むとう・よしのり) 生年月日:1992年7月15日 移籍先:マインツ(ドイツ)→ニューカッスル(イングランド) 移籍日:2018年8月2日 移籍金:1070万ユーロ(約17.1億円) 武藤嘉紀は、2018年夏にドイツのマインツからイングランドのニューカッスルへ移籍した。移籍金は1070万ユーロ(約17.1億円)で、日本人選手歴代12位にランクインしている。 武藤は2015年夏、チェルシーからの関心が話題になる中、FC東京から移籍金280万ユーロ(約4.48億円)でマインツに加入。同じタイミングでマインツは岡崎慎司をレスター・シティに放出しており、武藤がその後釜となった。 武藤はマインツで負傷による離脱が多かったものの、1年目はリーグ戦20試合出場で7得点4アシスト、2年目は19試合出場で5得点2アシスト、3年目は27試合出場で8得点4アシストと、コンスタントに結果を残し、2018年夏に1070万ユーロでニューカッスルに引き抜かれている。 4年契約で迎えられた武藤は、ニューカッスル加入直後は途中出場が続いていた。当時の指揮官であるラファエル・ベニテス監督は9月下旬、なかなか武藤を先発で使わないことについて問われると、「プレミアリーグと他のリーグでは異なることを理解しなければいけない。適応に1年かかる選手もいれば、半年や1カ月で済む選手もいる。だから、新加入選手は日々のトレーニングに前向きに取り組むことが大事だ」と答えていた。 武藤は10月7日に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦で移籍後初のリーグ戦スタメンとなり初得点を挙げたものの、その後はゴールがなく、期待された活躍はできないまま終わった。
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