青梅のリハビリ専門学校で学園祭 疾病予防やロコモ体験で知識深める
多摩リハビリテーション学院専門学校(青梅市根ケ布)の学園祭「タマリハ万博」が11月2日に開催された。学生と家族、多くの地域住民らが訪れ、手作りイベントや模擬店を楽しんだほか、疾病予防やロコモ体験の講座を通して知識を深めた。(西多摩経済新聞) 病院や介護老人保健施設、ケアホーム、メディカルフィットネスクラブなどを展開する医療法人社団和風会(長淵)が経営する同校。作業療法、理学療法、言語聴覚、介護福祉の各学科を設け、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士などの医療スタッフを育成する。 学園祭は、イベントを通して学校の様子を紹介するとともに、リハビリテーションの専門学校らしく、「認知症予防講座」「フレイル・サルコペニア・ロコモの体験コーナー」などを設け、高齢化社会の中、日々の健康増進や疾病予防の大切さを伝えた。 認知症予防講座は作業療法学科教員の中村晃一さんが講師を務め、塩分控えめや酒はほどほどにするなど食生活で気をつけること、適度な運動、生活を楽しむことなどの大切さを指摘。精神科の現場に従事した経験を生かし、ストレスの悪影響を防ぐため、太陽に当たりセロトニンの分泌を活発化させたり、腸内環境を整える習慣を呼びかけた。 会場では、ラーメンやおでんの模擬店、キッチンカーも出店。射的や輪投げ、手作り体験、小物販売も行われた。 相談コーナーでは、進路を考える中高生らの入試相談などに応じたほか、国の給付金で理学療法士や言語聴覚士の資格が取れる制度に耳を傾ける社会人もいた。
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