【大阪杯】前走内容から巻き返し必至 GⅠ級の能力秘めるローシャムパーク
実力拮抗のメンバー構成
3月31日(日)に阪神競馬場で行われる大阪杯。有馬記念優勝馬のドウデュースや牝馬三冠を達成したリバティアイランドなどは同週に行われるドバイへと遠征したため不在。それに伴いリーディング上位騎手も騎乗できないという側面もあり、今年は実力拮抗のメンバー構成となりそう。出走予定馬の主な参考レースを、GⅠ昇格以降、過去7年のデータとともに振り返っていく。 【大阪杯2024 推奨馬】勝率43.8%で単回率221%の黄金タッグ! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA)
金鯱賞【データ:A メンバーレベル:B】
過去7年の成績【3-2-1-21】勝率11.1%、連対率18.5%、複勝率22.2% 最多の3勝をあげる金鯱賞組。直近では2022年にポタジェとレイパパレがワンツー決着を果たしており、単回収率312%、複回収率100%と妙味もある。 今年の金鯱賞はスタート後、一旦はシーズンリッチが先頭に立つも2角でエアサージュがかわしてレースを引っ張った。1000m通過は58.4と流れ縦長の隊列となるなか、プログノーシスが内から中団までポジションを押し上げた。直線も開いた内を力強く伸びると、後続に5馬身差をつける完勝で金鯱賞連覇を果たした。勝ちタイムは1:57.6だった。 道中後方2番手を追走したハヤヤッコは、直線で馬群を捌いてジリジリと伸び、プログノーシスから1.1秒差の4着。差しが届く流れが向いたのもあるが、自身の力は発揮できたと言えるだろう。ただし、GⅠとなるとやや荷が重いかもしれない。
有馬記念【データ:B メンバーレベル:A】
過去7年の成績【1-1-0-5】勝率14.3%、連対率28.6%、複勝率28.6% 17年にキタサンブラックが勝利、19年にはキセキが2着となっているが、それ以降は3着以内への好走馬は出ていない。 タイトルホルダーが1000mを通過したあたりから後続を引き離し逃げる展開。序盤は後方待機だったドウデュースが勝負所の4角で3番手までポジションを押し上げると、ゴール前は粘るタイトルホルダーとスターズオンアースとの追い比べを制した。 道中9番手を追走していたタスティエーラは6着という結果に終わったが、直線で馬群を突こうとしたところで挟まれる不利があった。ブレーキがかかってから再び伸びた内容は評価できる。今年はここまで4歳牡馬勢が結果を残せていないが、ダービー馬の意地を見せてもらいたい。 ハーパーは好位からレースを進めたが、勝負所でドウデュースに外からかわされるとジリジリ後退して9着だった。初めての超一戦級相手では結果を残せなかったが、上がりのかかる展開になれば巻き返しがあってもいい。