ニンテンドーDSiが発売された日。カメラや音楽プレイヤーなどの機能を追加したモデル。DSiウェアによるソフトのDL販売が新しかった【今日は何の日?】
※本記事は、2023年11月1日にアップした記事を再編集したものです。 キャッチフレーズは“自分仕様の「マイDS」へ。” 【記事の画像(8枚)を見る】 いまから16年前の2008年(平成20年)11月1日は、ニンテンドーDSiが発売された日。 ニンテンドーDSiは任天堂から発売された携帯型ゲーム機で、ニンテンドーDSの新型モデル。主力モデルであったニンテンドーDS Liteよりも画面が大きくなったほか、音量や音質も向上。本体はより薄く軽量化されている。本体にふたつのカメラを追加し、撮影した写真などの保存ができるSDカードスロットも搭載。その一方で、ゲームボーイアドバンスのスロットが廃止されたため、ゲームボーイアドバンスソフトでは遊べなくなった。 キャッチフレーズは“自分仕様の「マイDS」へ。”で、ニンテンドーDSが一家に1台からひとり1台ずつ所有するものに変えていくことをコンセプトに設計されている。ニンテンドーDSiブラウザーやニンテンドーDSiサウンド、動くメモ帳といったソフトがプリインストールされていて(一部の内蔵ソフトは2009年秋の出荷分以降から)、購入後にすぐ遊ぶことができた。 本機最大の特徴は、豊富なニンテンドーDSiウェア(DSiウェア)をプレイできる点。DSiウェアとは、本体に用意された“DSiショップ”からネットワークを通じてダウンロード購入できるソフトウェアのこと。ニンテンドー3DS以降は最初からソフトのダウンロードができたので、いつの間にか当たり前のように感じていたが、ほんの12年前まではそれすら自由にできなかったのだから驚いてしまう。 当初は任天堂からの配信のみだったが、2009年2月からはサードパーティーのDSiウェアも配信が開始され、次第にその数を増やしていった。ゲームソフトの発売メーカーというと、大体おなじみのメーカーが多いものだが、DSiウェアの場合はちょっと違っていて、とにかく多種多様なメーカーが参加していたからおもしろい。 なかには初めて見たというようなメーカー名もあったんじゃないかな。ゲーム内容もじつに多彩で名作や良作は当然多数あるが、怪しげで不思議な作品もいっぱい。そういう若干カオスなところを気に入るゲームファンも多かったように思える。 一時期、「あ」ではじまるDSiウェアが多いのでは……? という噂がネットで話題になっていたのも懐かしい。DSiショップの並び順が50音順になっていたため、最初に表示されるように「あ」で始まるタイトルを付けているとか何とか。真偽は不明だが、確かに言われてみると……というタイトルは存在する(笑)。いくつか例を挙げると、『ああ!二角取り』、『あぁあの懐かしのシュウォッチ』、『あった!スポット・ザ・ディファレンス』などなど。 発売時の本体カラーは、ホワイトとブラックの2種類のみでいつもと比較すると少なめ。最終的にはピンク、ライムグリーン、メタリックブルー、レッドが追加されて全部で6種類となった。 2009年11月21日には、より広い視野角と大きな画面のニンテンドーDSi LLが発売。こちらには有料のDSiウェアであった『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング 文系編・理系編』の2本と『明鏡国語楽引辞典』がプリインストールされていてちょっぴりお得だった。