50代「ムダのない暮らし」の仕組み。使い古しのタオルやスポンジ、牛乳パックで家事がラクに
古くなったタオルやスポンジ、使い終わった牛乳パック。これらを、日々の掃除や調理に活用して、ムダなく使い切るアイデアを紹介します。語るのは、整理収納アドバイザーの木村充子さん(現在50代)です。 【写真】古タオルを再利用したウエスは、すぐ手が届く場所に収納
古タオルは、カットしてから手に取りやすい場所に収納
整理収納についてのアドバイスを仕事とする筆者。相談者のお宅でもとにかくよく見るのが、なんとなく捨てられずに取っておかれている「使い古しのタオル」です。しかし、押し入れの奥に追いやられ、放置されているケースがほとんど。それではゴミと変わりません。 わが家では、古タオルはウエスにして、油汚れのふき取りや掃除に毎日使っています。活用するコツは、さっと手に取れる場所に置くこと。ついティッシュを使いがちな場面でも、ウエスを使うことが習慣になりました。 ウエスづくりは家族の役目。ソファの下に裁ちばさみといっしょに古タオルをセットしておき、テレビを観ながらカットするようにお願いしています。
古スポンジを家のあちこちに常備し、掃除に活用
わが家では、食器洗い用のスポンジを1週間ほどで交換しています。使い古したスポンジは、家のあちこちの掃除に使っています。 古スポンジはしっかり乾かしてから、使いやすい大きさに切って収納。キッチンでは、ウエスと一緒の場所にしまっていて、シンクや排水口の掃除に活用しています。 洗面所のシンクを洗うときも、古スポンジを使用。鏡裏の収納スペースに常備して、さっと取り出せるようにしています。 トイレ掃除では、100円ショップの「コップ洗いスポンジ」のホルダーに古スポンジを挟んで使っています。スポンジ部分を都度捨てる仕組みで、毎回気持ちよく掃除ができます。 トイレ掃除用の古スポンジは、手に取りやすくトイレのインテリアになじむように、カゴに入れて収納しています。
牛乳パックはしっかり乾かして気持ちよく再利用
肉や魚を切るときにまな板の代わりにするなど、再利用の用途が広い牛乳パックや、葉物野菜を包んで保存するときなどに使う新聞紙。取り出しやすいようにクリアファイルに入れて、調理スペースからすぐ手の届くところに収納しています。 牛乳パックは開いて半分の大きさにカットし、しっかり乾かしてからしまっています。わが家のキッチンは、シンクの上にスペースがあったので、つっぱり棒で干すための場所をつくりました。 キッチンの中に干すための場所があると、再利用する保存袋を乾かすときなどにも使えて、なにかと便利です。 50代になり、これまで以上に「ムダのない暮らし」を意識するようになった筆者。ちょっとした仕組みを整えたことで、ゴミになってしまうものも最後まで使い切れるようになり、日々の生活の満足感も高まりました。 ※ 牛乳パックを干すためのスペースを設ける際は、コンロに近い場所は避けてください
木村充子