歌手K 娘とピアノの発表会で連弾も「一緒に弾くことを嫌がられて」2回のステージを経て娘に起きた変化
曲の弾き語りをする姿が印象的な歌手のKさんは「小学生のピアノの習い事は続かなかった」といいます。長女のピアノの発表会で連弾するために猛練習した結果、現れた変化とは。(全3回中の3回) 【写真】「顔も似てきた?」変顔も自由自在!表情豊かなKさんと義父・関根勤さんのプライベートショット(全10枚)
■「同じミュージシャンとして」長女とピアノ練習 ── 娘さんとピアノを一緒に弾くこともあるそうですね。 Kさん:僕が曲をアレンジして、長女がメロディを弾く形でピアノの発表会で連弾をしました。でも最初のころ、娘は一緒に弾くことをすごく嫌がっていました。僕はプロでやっているので、娘は「自分が失敗したくない」という気持ちがあったようです。
でも僕からすると、子どものうちにたくさん失敗の経験をしてほしいという気持ちがあって。失敗がないと次、頑張ろうとも思えないですし、悔しさからそれを乗り越えようという気持ちも生まれないと思うんです。練習のときは結構厳しくしてしまっていたんですが、それは先生や親という立場ではなく、同じミュージシャンとして、ステージに立って人に聴かせる人間としての思いがあったからです。1回目より、2回目の発表会のほうが、娘の成長も見られました。
── ピアノは人気の習い事ですが、なかなかお子さんが練習に取り組まないと悩む親は多いです。 Kさん:うちも最初のころは譜面をひたすら見ながら弾くという繰り返しで、なかなか伸びなかったのですが、娘は発表会の日程が決まってから変わりました。まず、弾く姿勢が変わり、頭に曲をしっかり入れるようになって。もし僕がピアノの先生なら、毎週小さいピアノの発表会を作りたいなと思いました。動画に撮って、サイトにアップするというのもいいと思います。何か目標を立てて、見た人からいいねをもらえるとか、身近な目標がずっとあることがモチベーションにつながると思います。あとは、練習のやり方を変えるのもおもしろいです。決まった練習曲だけでなく、自分が好きな曲を弾くとか、先生がアレンジして弾くとか、親と一緒に連弾するなど変化を加えて楽しむのもいいですね。