市挙げ、明徳応援を 楠瀬・須崎市長に聞く /高知
<センバツ2020> 須崎市の楠瀬耕作市長(60)は1977年、高知高校の右翼手として夏の甲子園に出場し、チームはベスト8に輝いた。今春の第92回選抜高校野球大会には地元から明徳義塾が出場する。楠瀬市長に甲子園への思いなどを聞いた。【松原由佳】 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 ――高知勢のセンバツ出場は2年ぶりとなります。 ◆2019年に県内から出場はなく、寂しい思いでした。今年は明徳義塾が出場するので、須崎市を挙げて応援していきたいですね。 ――市長自身も夏の甲子園に出場しています。どのような思い出がありますか。 ◆入場行進からベスト8進出まで、夢の中にいたような気がします。県内の球場と甲子園では雰囲気が違います。現在の須崎市の人口以上の観客が入ってくれた試合もあり、緊張しました。 ――甲子園出場に周囲の期待はありましたか。 ◆町内会の人からプレゼントをもらうなど、周囲から応援されていることを実感しました。 ――野球は県民に人気があり、地域を盛り上げる存在でもあります。 ◆スポーツはみんなの心を一つにします。高校野球の純粋さを県民はよくご存じで、県代表をみんなで応援しようという姿勢があります。 ――高校野球が須崎市に与える影響は。 ◆明徳義塾は甲子園常連校です。出場のたびに須崎市を紹介する映像なども流れ、ありがたい。全国市長会などで「明徳義塾のある須崎市です」と紹介すると、反応があります。 ――市長にとって甲子園とは。 ◆甲子園は高校球児の聖地。皆さん甲子園を目指してやっています。出場が実現することは幸せなことだと思います。 ――明徳義塾の選手たちに応援のメッセージを。 ◆一冬越えて、練習を積んできたと思います。集大成として甲子園で暴れ回ってほしいです。