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貴金属を買い取る際、客に「本物じゃないと思いますよ」とうそを言うなどして安く売るよう迫った疑いで、韓国籍やフィリピン国籍の男ら5人が逮捕されました。 特定商取引法違反の疑いで逮捕されたのは、韓国籍で貴金属買取会社「Good Day」の代表取締役、金生剛容疑者（34）と、フィリピン国籍で貴金属買取会社「ECOサイクル」の代表取締役、フェルナンデス・ジムウェル・ムンド容疑者（36）ら5人です。 5人は共謀して、おととし1月から7月の間に都内の70代から80代の女性3人にうそを言った上、買い取ろうとしている金の指輪やネックレスなどの貴金属を壊し、女性らが売る意思がないのに売るように迫った疑いがもたれています。 警察によりますと、このうち被害にあった当時70代の女性は、金容疑者らから「指輪ありませんか。見せるだけでもいいので」としつこく迫られたため、購入時に20万円ほどした指輪などを見せたところ、「自分は実家が宝石屋だから分かるんだ。本物じゃないと思いますよ」とうそを言われた上、指輪をペンチで切断され、ほかのネックレスなどとあわせて1900円で買い取られてしまったということです。 おととし3月に鎌倉市の90代女性から「金の指輪などを壊され、安く買い取られた」と相談があったことから事件が発覚したもので、調べに対し、金容疑者らは容疑を否認しています。