来季もバルセロナ率いる可能性が噂されるチャビだが…指揮官本人にその気はない様子|ラ・リーガ
バルセロナを率いるチャビ・エルナンデス監督は、今季限りで退任する意思を貫くようだ。 1月27日に行われたラ・リーガ第22節ビジャレアル戦(3-5)戦直後の記者会見で、今季限りでの退任を発表したチャビ監督。すると以降の6試合を4勝2分けで終えるなど、チームの調子は明らかに上向いた。とりわけ、24日に行われたラ・リーガ第26節ヘタフェ戦では4-0と久しぶりの快勝を収め、クラブとその周辺からは今季終盤に向けた期待の声が聞こえ始めている。 こうした状況の中で、チャビ監督が退任を撤回して来季もチームを率いることが噂され始めている。デコSD(スポーツディレクター)もその可能性を否定せず、スペイン『カタルーニャ・ラディオ』とのインタビューで次のように語っていた。 「(チャビ監督の来季指揮を)私たちが考えないとは言わないよ。私たちはチャビに敵対しているわけではないんだ。クラブも強化部門も(チャビ監督自身が独断で決定した退任について)どんな決定も下していなかったのだから」 「現時点では、まだその可能性については存在していない。しかし可能性が出るときには議論をしたいと思う」 だがスペイン『ムンド・デポルティボ』曰く、チャビ監督はいくらチームの調子が良くても、今季限りでクラブを去る考えをまったく変えていない模様。同紙はチャビ監督の関係者の「すべて同じままで、何も変わってはいない。決断はすでに下されているんだ」とのコメントを伝えている。 『ムンド・デポルティボ』によれば、チャビ監督が現在抱える目標は「チームがこのままモチベーションを保ち続けること」と「2タイトル(ラ・リーガ&チャンピオンズリーグ)のどちらかの獲得を目指すこと」だけであり、2025年まで結ぶ契約をまっとうする考えは一切ないとのことだ。
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