齋藤潤

◆これまで映画「カラオケ行こ！」やドラマ『9ボーダー』など話題作に多く出演されていますが、お芝居をしていて楽しいと感じるのはどんな時ですか？ 難しいシーンを乗り越えられた時です。演じている時はやっぱりすごく難しいし、苦しいなと思うことも多いです。自分が考える表現がうまくできない時があって。でもそうした経験を経て、自分の挑戦した作品を誰かに見ていただけた時にやっと楽しかったなと思える気がします。それが自分の成長にもつながっていたらいいなと思っています。 ◆これまで関わった人たちから学んだことや励みになったことはありますか？ 今回は作品に向き合っている期間も長かったので、プロデューサーの亀山さんとお話する機会も多くて。作品としても難しい挑戦が続く中で僕がいっぱいいっぱいになってしまった時、本番前に亀山さんが「現場に入ったら一回全部忘れる！」と言ってくださったことが印象深かったです。この言葉は別の作品で苦戦した時にもよみがえってくることがあります。 ◆では今後出演したい作品や演じてみたい役があれば教えてください。 たくさんの作品に携わっていきたいですし、どんな役でも挑戦したいです。そしていつかは主演をやってみたいですし、そこにふさわしい人間になれるように頑張りたいです。そのためにはいろんな現場を経験して、そこで自分が得意なものや苦手なものを知ることも大切かなと思っています。あと、役を通して髪を染めてみたいです。金髪のヤンキーとか…憧れますね（笑）。ビジュアル的にも今とは全く違うものに挑戦してみたいです。 ◆普段はどんなことをして過ごすのが好きですか？ よく映画を見ています。それと自然が好きで、きれいな景色はずっと眺めていたいです。見ていると落ち着くし、何より周りに流されない時間を過ごしているという感覚になれて自分にとって大切な時間です。 ◆最後に本作を楽しみにしている読者にメッセージをお願いします。 たくさんの方たちの力が結集している作品です。シリーズを通して変わらない警察組織の力強さや、“踊る”ならではのスケールの大きさも感じていただけると思うので、ぜひ楽しみにしていてください！ ＜プロフィール＞ ●さいとう・じゅん…2007年6月11日生まれ。神奈川県出身。O型。主な出演作はドラマ『9ボーダー』、映画「カラオケ行こ！」「からかい上手の高木さん」など。来年1／10（金）公開の映画「366日」に出演する。 photo／干川 修　text／土屋華夏　styling／岩田友裕　衣装協力／EGO TRIPPING、DRESS HIPPY、EGO TRIPPING、CRIMIE、他スタイリスト私物