【#今旬コレクション】齋藤潤、“踊るプロジェクト”参加にプレッシャーも「新しい挑戦だなと感じてワクワクしました」
テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第91回は映画「室井慎次 敗れざる者」(現在公開中)、「室井慎次 生き続ける者」(11/15(金)公開)に出演する齋藤潤さんが登場です。 【動画】齋藤潤が7秒で質問に答えます!「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」 ◆「踊るプロジェクト」劇場版最新作に出演している齋藤さん。これまでスペシャルドラマのほか、劇場版も多数制作されている“踊る”シリーズですが、プロジェクトの再始動は実に12年ぶりです。 僕はこれまで“踊るシリーズ”を見たことがなかったのですが、周囲にこの作品を知らない人はいなくて。あまりドラマや映画に詳しくない僕の母も知っていたので、いかにすごい作品なのかがよく分かりました。もともと完成されている作品の中で自分が大きな役割を頂いたことはプレッシャーでもありましたが、自分にとって新しい挑戦だなと感じてワクワクしました。 ◆齋藤さんが演じる森貴仁(通称・タカ)は事件の被害者家族であり、今は警察を辞めた室井慎次(柳葉敏郎)と秋田で暮らしています。貴仁を演じるにあたってどんなことを心掛けましたか? タカにとって母親にまつわる事件が何より大きくて寂しくて、でも室井さんに出会えたことで変われたところもたくさんあるのでそれを大切に演じたいなと思いました。あとは後半に事件と向き合うシーンがあって。自分には演技の技術はまだないので、そのシーンに向けてタカとしての気持ちを積み上げていけたらという思いでした。 ◆現場でお芝居について柳葉さんと何かお話されましたか? 柳葉さんには室井さんとタカが日常に溶け込むように、動作をしながらの会話を提案していただくことも多かったです。あと「自分が思ったことは監督にきちんと伝えるように」と言ってくださって。柳葉さんに環境を整えていただいたおかげで監督に自分の考えを話しやすかったですし、監督にも思いを受け止めてもらえてうれしかったです。劇中でタカが室井さんに思いを伝えるシーンがあるのですが、そこは言葉で伝えるのかそれとも動きで伝えるのかを監督と柳葉さんに相談したこともありました。撮影では、柳葉さんの室井という役に対する強い思いが感じられる場面がたくさんあって。その思いは他の役柄をも包み込んでいたように思いましたし、僕自身も室井さんというキャラクターに愛をもって接していきたいと思いながら過ごしていました。 ◆合間には共演者の皆さん同士もコミュニケーションをとられていたのでしょうか? タカたちと暮らす凛久役の(前山)くうがくん、(前山)こうがくんたちが和ませてくれました。僕は二人が柳葉さんと話す様子をほほ笑ましく見ていました(笑)。 ◆劇中で、幼い凛久(前山くうが・前山こうが)が室井さんをまねて眉間にシワを寄シーンにもほっこりしました。 あそこは実は台本にはなくて、現場で監督が「凛久、ちょっとまねしてみてよ」と提案したところから始まったんです。そうやって現場でやってみるうちにシーンがふくらんでいくことは多かったです。