【図解】ウクライナ問題とNATOの東方拡大
ロシアによるウクライナ侵攻で情勢は緊迫の度を増しています。 ウクライナはロシアに隣接し、かつて旧ソビエト連邦(ソ連)を構成した15の共和国の一つです。ソ連に対抗するために設立された米国主導の軍事同盟「北大西洋条約機構」(NATO)は冷戦終結後、旧ソ連の勢力圏だった東欧諸国が次々と加盟。ソ連崩壊時(1991年)に16か国だった加盟国は現在30か国に増えています。こうしたNATOの東方拡大の動きにロシアのプーチン大統領は不信感を募らせているといいます。 ウクライナのゼレンスキー大統領はNATO加盟を希望していますが、プーチン大統領はウクライナ非加盟を含むNATO不拡大の確約を求めています。アメリカは加盟はウクライナの主権の問題だとして、ロシアの要求を拒否する姿勢を示しています。 ウクライナとNATOをめぐる問題について、図解にまとめました。
※この記事・図解は時事通信の記事を基にYahoo!ニュースが制作したものです。出典は、「ロシア、欧米と深い亀裂 25日でソ連崩壊30年―権威主義を強化、軍事的圧力」「NATO不拡大で対立 緊張緩和、道筋見えず―ウクライナ情勢・米ロ対話」「米、ロシアの要求拒否 NATO不拡大など―ウクライナ情勢、一層不透明」「響かない制裁、加速する危機 ウクライナでロシアが軍事作戦開始」「ウクライナ侵攻は「パンドラの箱」」「米大統領、ウクライナ東部独立承認で制裁発動 「侵攻」判断、慎重に見極め」