フェラーリ代表、選手権争いに向け「自分たちの潜在能力に自信を持っている」ラスベガスでは好結果を残せると確信
フェラーリF1は、2008年以来となるコンストラクターズタイトル獲得の現実的な可能性とともにチャンピオンシップの最後の3レースに臨む。前戦サンパウロGP終了後に、コンストラクターズ選手権で首位に立つマクラーレンとの差は36ポイントに広がった。しかしフェラーリはタイトル戦いに加わっていると信じており、今週末のラスベガスで大きな成果を挙げられるだろうと期待している。 【写真】2023年F1第22戦ラスベガスGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)が2位に入賞 フェラーリは昨年のラスベガスGPでは非常に競争力があったものの、シャルル・ルクレールはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に敗れた。一方のカルロス・サインツは、物議を醸したグリッドペナルティから立ち直り、スクーデリアの獲得ポイントをさらに数ポイント増やさなければならなかった。タイヤマネジメントは昨年のマシンの主な問題だったが、SF-24の強みのひとつでもあるため、フェラーリは土曜の夜に勝つチャンスは十分にあると考えているが、このようなストリートサーキットでは何が起きてもおかしくないと警戒もしている。 チーム代表のフレデリック・バスールは、ラスベガスでのイベントのプレビューでやや楽観的な見方を示し、次のように語った。 「2回目となるこのグランプリでは、第1回目の開催を再現してさらにそれを上回り、F1への注目をいっそう高める素晴らしいショーにすることを期待している。我々としては、主役の一員となるべく全力を尽くす。昨年は勝利を目指して戦ったが、細部にまで最大限の注意を払えば、今年もまた好成績を収める可能性を秘めていると自負している」 「この非常に厳しいシーズンの最後の猛攻は、最後のハットトリックで始まる。つまり夜間と砂漠環境での3レースだ。ラスベガスは、超高速ストリートサーキットでコーナー数は少ないものの、そのほとんどが90度だ。夜間の気温が非常に低くなると予想されるなど、落とし穴は多い。したがって、予選とレースの両方でタイヤを適切な動作ウインドウに収めることが特に重要になるだろう」 それでもバスールは、最近のグランプリと同様にチームの準備に自信を示し、次のように語った。 「我々は最善を尽くして準備をしてきた。シャルル、カルロス、そしてチームの全員が呼吸を整え、これまで以上に決意を新たにして再始動する準備ができている。我々は自分たちの潜在能力に自信を持っているし、コンストラクターズランキングでの戦いを継続するために何をしなければならないかわかっている」 [オートスポーツweb 2024年11月22日]