情報収集でキャンプの成否がキマる!? 事前の下調べがマストなアウトドアの準備術とは
できるだけトラブルなくアウトドアを楽しむためには、事前の下調べがポイントです。しかし具体的にどのような準備をすればいいのか、迷ってしまう人も多いのでは? 今回は、アウトドアに出掛ける前にチェックしておくべき項目と調べ方のコツについて紹介します。 【写真】キャンプを楽しむための下調べ術をチェックする(全7枚)
「天気」や「気温」の確認はマスト
必ずおこなっておくべきことが、天気や気温の確認です。天気予報はインターネットで簡単に調べられますが、それだけでは外れる危険性も。また、特に注意したいのが山間地域へ出掛けるケース。同じ市町村内でも山間地域とその他の箇所では気温や天気に差があることが多いため、キャンプ場などの施設を利用する場合には、施設に直接問い合わせてみるのがおすすめです。 たとえば「天気予報では○○℃となっているが、いつも天気予報とどのくらい差がありますか?」と訊ねると、市街地との気温差や注意点についてアドバイスをもらうことができますよ。
意外と忘れがちな「周辺施設の確認」
下調べの際に意外と忘れがちなのが、目的地周辺のお店の有無。スーパーやドラッグストア、ガソリンスタンド、コンビニの有無は事前に確認しておくのがおすすめです。 特に食材などを現地調達する場合には、必要なお店が移動経路にあるかを確認しておきましょう。クルマで向かう途中に「近くなったら買おう」と思っていると、目的地近くで急にお店がなくなってしまうケースも。「お店の有無」だけではなく、どのくらいの距離の場所にお店があるのかまでしっかり確認しておくと安心です。
出発前には「道路状況の確認」を!
目的地まで安全にたどり着くためには、道路状況の確認も大切です。積雪、路面凍結、土砂崩れなどで使用できない道路がないか、もしくは注意を要する箇所がないか確認しておきましょう。また自然災害だけでなく、道路工事に伴って通行止めを行っている場合も。迂回路が遠かったり、最悪の場合迂回できないこともあるので注意が必要です。 特に登山などのアクティビティでは、行程の計画が重要。到着時間が大幅に遅れてしまうと、アクティビティ自体を延期や中止する必要も出てきます。主要な道路情報は「日本道路交通情報センター」のWebサイトをチェックして、交通トラブルを未然に防いでくださいね。 最後に、キャンプ場の設備、仕組みも大切なポイントです。キャンプ場の仕様は、予め区画が区切られている「区画サイト」と、早い者勝ちでテントの設営をおこなう「フリーサイト」の2タイプが基本。目的地の仕様によって、早めにチェックインした方がいいのか、ゆったりでもOKなのか変わります。またその際には管理棟や売店、レンタル用品の有無や種類もチェックしておくと安心です。 持ち物のチェックなどに追われて、意外と見落としがちなその他の準備事項。アウトドアを100%楽しむためにも、不安要素は事前に解消しておきましょう。
野中陽平