就職氷河期世代【50歳代・ひとり世帯の貯蓄額一覧表】2000万円~3000万円未満は何パーセントか?平均と中央値も確認
【50歳代からの貯蓄】2024年は計画的な貯蓄を
これまで50歳代・単身世帯の「貯蓄2000万円~3000万円未満の割合」と平均・中央値を確認してきました。 50歳代でまとまった貯蓄を保有する人は少なく、また円グラフをみると貯蓄がゼロという世帯も約4割でした。 確実に貯蓄を貯めていくには、毎月の給料や収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活していく「先取り貯金」が効果的です。 まずは無理のない金額で、自動積立定期預金などを利用して、毎月一定額が自動で貯まる仕組み作りをするといいでしょう。 月収の3カ月分ほど貯蓄できたら、貯蓄の一部に資産運用を取り入れる方法もあります。 2024年は新NISAスタートの年。 貯蓄の一部に、新NISA制度を利用して積立投資をはじめるのも選択肢の一つとなるでしょう。 資産運用となればリスクがあり、50歳代からの資産運用はある程度リスクを抑えた運用が望ましいので、事前にしっかりと情報収集をして納得できる商品での運用をおすすめします。 一般的な年金受給開始年齢は65歳からですが、いま50歳だとしても残り15年。もし70歳まで働き続ける場合には、20年間あります。 それまでの期間にひとりの老後資金のために準備できることについて、新NISAがはじまった2024年のこの機会に、自分に合った貯蓄方法について考えてみるといいでしょう。 ● 【ご参考】50歳代・単身世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む) ・金融資産非保有:39.6% ・100万円未満:11.5% ・100~200万円未満:5.5% ・200~300万円未満:4.4% ・300~400万円未満:3.0% ・400~500万円未満:1.9% ・500~700万円未満:3.0% ・700~1000万円未満:5.5% ・1000~1500万円未満:4.6% ・1500~2000万円未満:4.1% ・2000~3000万円未満:4.1% ・3000万円以上:9.6%
参考資料
・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」 ・金融庁「新しいNISA」
宮野 茉莉子