＜ソ・オ＞オリックス・中嶋監督（撮影・岡田　丈靖）

　◇パ・リーグ　オリックス1ー4ソフトバンク（2024年5月11日　サンマリンスタジアム宮崎） 　連敗で今季最多の借金4となったオリックス・中嶋監督は「ちょっと偏りすぎたんじゃないですか」と、先発バッテリーの配球面に言及した。 　開幕から無傷の4連勝中だった先発のエスピノーザは、5回まで6安打を浴びながら1失点でねばるも、同点の6回に相手クリーンアップに3連打を浴びるなど3失点。指揮官は「すごく首を振る投手ですし、それをどう思っているかというのもあるでしょうし。最初の頃外国人と組むって難しいですけど、ある程度信用もらえないと難しいんで」と話した。 　2回2死一、三塁で甲斐を迎える前にはエスピノーザが呼び寄せる形で投手コーチと通訳、若月らナインが集まる場面も。「失点する部分も野球の一部だと思いますし、自分ができることはやった。相手打線もベストを尽くして、結果が全て出ただけなので仕方がない」と来日初黒星にもサバサバと振り返ったエスピノーザは、この場面について「元々あった自分たちのプランと違うところを感じる部分があったので、そこを詰めるために呼んで話をしただけ」と説明した。 　今季3度目のバッテリーで、以前の2試合はいずれも無失点に抑えていた若月は「僕のミスもあったので、配球に関しては話し合っていくしかない。（球自体は）悪くなかったので、今日に関しては僕が悪いです」と反省の言葉を口にした。まだ5月上旬だけに、改善の余地がありそうだ。