TikTokでテイラーら“楽曲 NG”……ウラで何が? 「楽しさ半減」嘆く声 レーベル側「アーティストを守ろうとしていない」
■TikTok側はユニバーサルに反論
小野委員 「TikTokがきっかけでヒットが生まれることもあります。TikTok動画で曲が再生されると、曲の権利を持つユニバーサルに利用料が支払われます。その利用料を巡ってユニバーサルが怒りました」 「『アーティストへの正当な報酬が支払われていない』。つまり、支払い額が少ないということです。そして、『TikTokは生成AIが曲を作ることを容認して、アーティストを守ろうとしていない』とも主張しています」 「TikTok側も『ユニバーサルはアーティストの利益より自分たちの欲望を優先している』と反論しています」
■今後どうなる…再び契約することも?
小野委員 「今後どうなっていくのか。芸能関係の法律に詳しい松岡諒弁護士は『TikTokで聴けないと、まだ売れていない新人アーティストのチャンスは減ってしまうかもしれない』と指摘しています」 「その上で『ただユニバーサルが主張するアーティストへの適切な報酬はとても大事で、世論の反応も踏まえて、TikTokからの報酬額が上がれば、再び両者が契約することもあるかもしれない』とみています」 有働キャスター 「気軽に楽しめる利便性を私たちは享受しています。一方で、生み出す側が守られなければ、結果、良質な作品を楽しむことはできなくなるということを考えると、私たちユーザーのあり方や考え方も問われているのかもしれません」 (2月12日『news zero』より)