戦力アップ失敗!? J1夏の補強評価ランキング13位。現戦力に満足? 補強1人だけで優勝へラストスパート
毎年サッカー界を賑わす移籍市場は、世界はもちろん日本でも盛り上がりを見せる一大行事だ。多くのファンが一喜一憂するこの期間は、その年のクラブの成績を左右する大事な時期となる。今回は、先日閉幕した夏の移籍市場で的確な補強を成功させたJ1クラブをランキング形式で紹介する。(文:Nobuya Akazawa|J1全部見るマン)
13位:ガンバ大阪 【IN】 • 林大地[シント=トロイデン(ベルギー)/新加入] 【OUT】 • 今野息吹[愛媛/期限付き] • 中村仁郎[松本/期限付き] • 杉山直宏[千葉/期限付き] • 唐山翔自[熊本/期限付き] • 坂圭祐[栃木] • 山本理仁[シント=トロイデン(ベルギー)/完全移籍] 優勝を争う他クラブに比べて動きが少なかったガンバ大阪だが、林大地の復帰は戦力アップにつながるだろう。ストライカー陣のゴールが少ないガンバにとっては願ったり叶ったりの補強となる。ディフェンスラインの背後を取ることも、攻撃の起点となることも、ビルドアップの出口になることもできる。プレッシングの巧さと強度も併せ持ち、しっかりと守備でも貢献してくれるだろう。 補強が林のみだったのは、現有戦力への信頼と捉えることができるだろう。半田陸と三浦弦太の負傷離脱は痛手だが、それでも残された戦力で戦えるという判断を下した。 試合のテンポを制御しながら相手を動かしてボールを前進させる。戦い方の性質上、他のチームに比べるとガンバは消耗が少なく済んでいる印象がある。一方で直近4試合はすべて引き分けと、勝ち切ることができないのも事実だ。リーグ最少タイの22失点を記録する堅守があるからこそ、林を加えた攻撃陣の活躍が終盤戦の鍵を握ることになるだろう。
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