飛騨高山の冬の風物詩「松の雪吊り」作業始まる 本格的な降雪シーズンに備え
本格的な冬の降雪シーズンを前に、松の枝を雪から守る「松の雪吊(つ)り」作業が20日、高山市で始まりました。 飛騨高山の冬の風物詩「松の雪吊り」は、降り積もった雪の重みで枝が折れるのを防ぐために、毎年この時期に行われています。 高山市の観光スポットである赤い中橋や高山陣屋の周辺では、地元の造園業者が、松の幹に支柱をしばりつけ、木の大きさや枝ぶりに合わせて20本から30本の縄を樹上から円すい状に垂らし、枝に結びつけていきました。 国内外から訪れた観光客は、珍しい雪吊り作業に見入ったりスマートフォンで写真を撮ったりしていました。 「松の雪吊り」は、市が管理する観光名所や公園など29ヶ所の計54本の松で行われ、1週間ほどで完了するということです。