深遠なる宇宙を腕時計で表現!? カンパノラ新作「宙鏡(そらかがみ)」は機械式時計の芸術ともいえるコンプリケーションウォッチ
●吸い込まれるような美しさの漆仕立てのダイヤル
宙空の美をデザインコンセプトに、美しいダイヤルと多彩なコレクションを展開するシチズンの「カンパノラ」。 【画像】まさに宇宙を感じるカンパノラ新作を画像で見る(15枚) カンパノラに欠かせない漆を施したダイヤルは、長い時間をかけて技を磨き、受け継がれてきた高い芸術性を有する日本の伝統工芸のひとつである漆塗り。 何層にも漆を塗り、きめ細かく研いで生まれる美しい表情。カンパノラの漆塗りダイヤルは、会津の伝統工芸士、儀同哲夫(ぎどうてつお)氏をはじめとする職人の手によるものです。 新たに登場する「宙鏡」は両手にすくった水に映る星空をみて、星々の出会いに人の営みを重ね想う平安時代の詩に着想を得て、星空への抒情を美しい絵画のように表現。モデルごとに異なる漆ダイヤルの仕⽴てが特徴です。
「カンパノラ」の「メカニカル コレクション」から登場する限定150本モデル「NZ0000-58L」は、漆にプラチナ粉を蒔いて研ぎ出すことで深い星雲の揺らめきを表現。ダイヤルを左右に流れる螺鈿や、蒔絵で星々の煌めきを描いています。 複数の漆技法を調和させ、宇宙を表現したこのダイヤルは会津塗の伝統工芸士、儀同哲夫氏の手によるもの。艶のある濃紺の漆塗りを施した見返しリングを合わせています。 ムーブメントにはラ・ジュー・ペレ(La Joux-Perret SA)社の機械式ムーブメントを搭載。スイス製機械式ムーブメントならではの精緻な動きは、ダイヤルとシースルバックのどちらからも存分に楽しむことができます。 レギュラーモデルのひとつでミニッツリピーター、ムーンフェイズ、クロノグラフなど、複雑時計のメカニズムを搭載した、グランドコンプリケーションモデルの「AH4080-01M」。 青漆のダイヤルに螺鈿で銀河の輝きを表し、職人の⼿作業でグラデーションを施した⻘漆の見返しリングは光のゆらぎを表現。サークル形状の五徳リングなど、パーツを組み合わせた多重構造を持ち、建築物のように立体的な表情を醸しだしています。 ムーンフェイズは約29.5日の周期に合わせてふたつの表情の月が交互に姿を現わし、12時間計の1/4秒クロノグラフはふたつのプッシュボタンで操作。通常計測、積算計測、スプリット計測が可能です。 過去から未来まで200年の時を自在に行き来できるパーペチュアルカレンダーは、 2100年2月28日まで月末の日付修正、うるう年の修正が不要。音で時を知らせるミニッツリピーターは、暗闇の中でも時刻がわかるように、世界でも類を見ないクオーツによって高低2種の音を表現します。 太陽の光が時を動かす独創的なテクノロジー、エコ・ドライブを搭載したエコ・ドライブコレクションの「BU0020-20L」は、金属粉を混ぜた紺漆で宇宙の壮大な風景を表現。6時位置のサブダイヤルには星が瞬く様子を閉じ込めています。 建築物のように立体的な表情のダイヤルには、月の満ち欠けを表現するムーンフェイズを6時位置に配置。版を8回重ねて月のディテールを表現し、リアルな表情を生みだしています。 艶のある青の見返し部にリングソーラーセルで、宇宙から届く太陽の光を吸収し発電。見返しリングや、LWG(レザーワーキンググループ)認証のワニ革バンドも紺色のワントーンにすることで、シックな雰囲気に。 3時位置のサブダイヤルで月を、12時位置のサブダイヤルで日付を、9時位置のサブダイヤルで曜日をそれぞれ表示。電気鋳造の立体的なダイヤルの造形とあいまって、時計を見る楽しみが広がります その腕に宇宙を映し出す3種類のモデルがラインナップされた、「カンパノラ」の新作「宙鏡(そらかがみ)」。平安時代の詩人が水に映る星空を見て想いを馳せたように、写し鏡のように美しく輝く腕元のダイヤルに、銀河のロマンを感じてみてはいかがでしょうか。