【速報】万博開催中は大阪府全域で「24時間ライドシェア」実施へ 国交省と大阪府が合意 運転手不足で一般ドライバーの力も活用へ
運転手不足解消の一案とされる「ライドシェア」。国土交通省は来年の大阪・関西万博の期間中、『大阪府内全域』で『24時間運行』に規制を緩和すると、19日の会議で大阪府などに提案しました。 【画像を見る】過疎地と観光地で全く違うライドシェア 京都市は9割が外国人客、大半が学生ドライバー 一般のドライバーなどが有料で客を運ぶ「ライドシェア」。大阪市などでは、今年5月からはタクシー事業者管理のもと、大阪市や豊中市などの一部地域で、金曜日の夕方や土曜日の未明に時間帯を限定して導入されています。 きょうの会議で国交省は、万博の開催期間中、ライドシェアの運行を24時間とし、対象地域も大阪府内全域に緩和することを提案しました。いっぽう運行主体はタクシー事業者に限るとしています。 大阪府側は、万博期間中に来場者らの移動需要を満たすためには、1日あたり約4000人のタクシー運転手が必要だと試算。運転手を確保するためにライドシェアを認めるべきだとして、かねてから規制緩和を働きかけていた大阪府は、会議の場で、国交省の案に同意しました。
■吉村知事「これは大きな前進だと思う」
今回の合意によって、来年4月からの万博開催期間中は、大阪府内でタクシー会社の管理の元、一般のドライバーが、タクシー事業者に「ライドシェアドライバー」として採用されれば、自家用車に外国人観光客などを乗せて、有料で輸送し、報酬も受け取ることができる、という状況になるわけです。 大阪府の吉村知事は、「柔軟に対応すると言ってもらえ、大阪府域全域で24時間対応となると、大きな前進だと思う」と受け止めました。そして万博開催を前に、あすから”24時間ライドシェア”を試験的に行うとしました。