阿部巨人「M4」で迎える最終Vロード 注目される「投打のキーマン」とは
巨人は残り6試合で優勝へのマジック「4」として9月25日のDeNA戦(横浜)を迎える。 【動画】主砲、岡本の豪快なアーチで首位再奪取を果たした 最短で27日にも4季ぶりのV奪回が見えてきた中、期待が高まるのは主砲、岡本和真の一発にもある。 勝負どころの9月に入り、打率「.324」、5本塁打、13打点とチームをけん引。20日、21日の広島戦(マツダ)ではともに猛打賞をマークするなど、大事な優勝争いでしっかり存在感を示している。 昨季から坂本勇人の後を継ぎ、主将を務めている。ユニホームにつけるキャプテンマークの重みとともにV奪回を果たせなかった責任を強く感じていた。 同じく副将を務める吉川尚輝も9月好調、生え抜きの主力野手が先頭に立ってチームを引っ張っている。 投手では25日のDeNA戦に先発する戸郷翔征のパフォーマンスも注目となる。 9月は3戦3勝、計21イニングを投げ、防御率「0.00」と圧巻の成績を残す。テンポ良く投げることが身上の右腕がどんな投球で強打のDeNA打線を封じ込めるのか。勝てばキャリアハイの13勝目をマークすることにもなる。 今季の先発陣ではベテランの菅野智之がここまで14勝、プロ4年目右腕の山崎伊織が9勝とローテーションを支えてきた。 戸郷にとっても今季はさらなる飛躍を果たしたシーズンとなった。5月24日の阪神戦では史上89人目、通算101度目のノーヒットノーランを達成した。巨人選手による甲子園での阪神戦における同記録は1936年9月25日の沢村栄治以来、88年ぶりの快記録となったことも大きく話題を集めた。 見届けた阿部慎之助監督をして「泣きそうになった」と多くの感動を生んだ。 今やチームの柱としてしっかり機能している右腕がシーズン最終盤にどんな快投を見せてくれるのか。ナイン一丸となって歓喜の瞬間を目指していく。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]