柔道男子・井上康生監督 「選手たちが『日本柔道ここにあり』と示した」
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柔道男子・日本代表の井上康生監督は15日、選手らとともに成田空港に帰国した。リオ五輪で、男子代表は全7階級でメダルを獲得。帰国後に開かれた記者会見で、躍進について問われた井上監督は、「選手たちに『自分たちでやるんだ』という自律心がしっかり芽生え、自分たちを鍛え上げ、自分たちで考え抜いて、そして畳に上がった。これが結果に繋がった。畳の上で選手たちが『日本柔道ここにあり』ということを世界に示してくれた」と選手たちをたたえた。 【アーカイブ動画】リオデジャネイロ五輪・柔道日本選手団が帰国会見
井上監督によると、選手たちはウォーミングアップ会場の掃除や、次の選手の試合応援に率先して参加するなど、試合以外でも成長が見られたといい、「ああいう選手たちの姿を見たときに、我々が究極の目標にしている『最強かつ最高の選手』、というものに一歩一歩近付いてきている」とも語った。 「本当に最高の選手たちと最高のスタッフ、最高の環境で戦えたことは私自身の一生の宝になった」と話す井上監督。しかし、4年後に控える東京五輪への自身の関わり方を問われると、「こればかりは分かりません。私自身もまずはこの4年間で出し切った部分がある。どういう形になるにせよ、自分自身がこの柔道界に少しでも貢献できるようにまたこれからもがんばっていきたい」と述べるにとどめた。