中日・福田幸之介、来季1軍の先発左腕候補に堂々アピール 70球で7イニング無失点【フェニックスL】
◇7日 秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」 中日3―0サムスン(アイビー) 中日の福田幸之介投手(19)が秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」の開幕投手を務め、7イニングを4安打無失点と好投した。今リーグのテーマの一つに掲げていた「1イニング15球以内」を見事にクリアした。 課題克服に向け、順調なステップを踏み出した。「一番の課題は球数。先発として長いイニングを投げられないと話にならない。今日はいい感じに抑えられました」 初回は2死後に右中間への二塁打を浴びたものの、4番打者を左飛に打ち取り無失点スタート。2回以降も145キロ前後の直球とスライダーを軸に、テンポの良い投球を続けた。 7回1死から初の四球を与えたが、次打者を三ゴロ併殺打に打ち取り、わずか70球で7イニング無失点。「変化球でカウントが取れて、真っすぐでもファウルでカウントを整えられたら今日みたいな投球ができると思います」と手応えをつかんだ。 ルーキーイヤーの今季は左肩のコンディショニング不良などもあり、2軍戦のデビューは6月。ウエスタン・リーグで10試合を経験した一方、「1軍で投げられなかったのが悔しいです」とも口にする。先発左腕候補に名乗りを上げるため、球数や制球面を課題に宮崎入りした。 「来季のキャンプを1軍で迎えるためにはフェニックスや秋季練習が大事。1軍にいくという強い気持ちを持ってやっていきます」。レベルアップに励む秋。まずは堂々のアピールを見せつけた。
中日スポーツ