「狙っていた」J1アビスパ福岡・小田逸稀 ゴール&ほぼアシスト&魂のブロック「プジョルのプレー集を見たので」
◆明治安田J1第17節・柏0‐2福岡(2日、三協フロンテア柏スタジアム) J1アビスパ福岡の小田逸稀が攻撃に守備に奮闘し、白星に貢献した。ウイングバックで先発。1‐0で迎えた前半39分、前寛之のFKをゴールに背を向けたまま頭に当ててネットを揺らした。「なんとなくゴールの位置はわかっていたので、ほんとにあそこを狙った。あのボールスピードと雨の感じで。あとは感覚ですね。狙い通りです」と偶然ではないゴールであることを何度も強調して報道陣を笑わせた。 ■〝鳥肌もの〟小田がFKからバックヘッド弾【動画】 さらに前半終了直前には柏のマテウスサヴィオがペナルティーエリア中央から打ったシュートに体を寄せて背中に当てるブロック。「試合前にプジョルのプレー集を見ていたので、それのおかげかなと思います」と平然とした口調で、伝説に残るブロックで知られるスペインリーグ・バルセロナの元主将のプレーを見習ったことを明かした。 先制点も演出した。前半26分には右サイドから相手DFとGKの間に入れる絶妙のクロス。最終的には相手のオウンゴールになったが、FW佐藤凌我も詰めており、「凌我が動き出していたのも見えていた。凌我の点になれば、なお良かったんですけど」と振り返った。 チームは前節と同じ10位のままだが、5位広島と勝ち点1差の混戦。リーグ戦の次の試合は、16日の九州ダービー、ホーム鳥栖戦になる。2連勝の立役者は「上にいくか、下にいくかの瀬戸際だと思うので上にいくために目の前の試合に勝ちたい」と誓った。
西日本新聞社