テニス=チチパス、マスターズ1000期間延長に疑問 「回復できず」
[7日 ロイター] - 男子テニスのステファノス・チチパス(ギリシャ)が、マスターズ1000大会で開催期間を約2週間に延長する大会が増えたことについて、選手のリカバリーやトレーニングの時間が足りなくなっているとの見解を示した。 男子テニスではマスターズの5大会で開催期間を延長したが、ツアーを統括するATPは今年、2025年からは開催期間が12日間の大会を7大会に増やすと発表した。 チチパスはXで、「2週間のマスターズ1000大会は足を引っ張るものになってしまった。クオリティーが確実に下がっている。選手らは十分な回復もできないし、シーズンを乗り越えるためのトレーニングもできず、コートで激しく動く余裕もない」とコメント。 そして、「実際にスケジュール的に改善されるかどうかも分からずにこのようなフォーマットにするとは皮肉なものだ。もしカレンダーを緩和することが目的だとしたら、全ての(マスターズ)1000大会を2週間に延長することは逆効果。壊れていないものを直そうとしているようにも思える」と疑問を呈した。