公務員に冬のボーナス 街の人たちは…「パーッと使いたいが…」
鹿児島読売テレビ
公務員に10日、冬のボーナスが支給されました。県の一般職員の平均支給額は、去年より約2万8000円多い、82万1149円でした。皆さんボーナスをどんなことに使うのでしょうか。街の声を聞きました。 県によりますと一般職員の冬のボーナスの平均支給額は、去年より2万8122円多い、82万1149円でした。特別職を含む職員、2万6957人に支給された総額は、221億8298万円で、去年より6億7852万円増えています。なお、塩田知事のボーナスは、252万9600円です。 鹿児島市の一般職員の平均支給額は、去年より2万5971円多い、78万4933円でした。鹿児島市の下鶴市長は235万4160円となっています。 枕崎市では地元の経済の活性化を図ろうと、職員が毎年、ボーナスで商店街で使える商品券を購入しています。 今年の冬は職員の約6割にあたる226人が総額240万円分を購入。10日朝、引き渡し式が行われました。 (枕崎市職員) 「家族でおいしいもの食べたり、いつもお世話になっている方と一緒に楽しめたり恩返しできるような使い方ができれば」 商品券は枕崎市内の137店舗で使用できるということです。 (横山あさみアナウンサー) 「冬のボーナスの時期がやってきました。貯金?お買い物?県民は何にボーナスを使うのでしょうか」 (女性) 「きょうもらいました!節約やっぱり。物価が高くて」 (男性) 「趣味は車いじり、部品を買いたいがそれは置いといて、イヤホンやゲーム機買ったり」 (男性) 「使い道、貯金。旅行もしたいけど貧乏旅行になる、やるとしても」 (子連れ) 「パーッと使いたいけど、あとから後悔する。近場には行きたいと思っている。博多とか、アンパンマン連れて行こうかなとか、セーブセーブで!」 子育て世代からは、将来の教育費などを不安視する声が多く聞かれました。 (中学生の母親) 「息子の習い事に使う。子どもの将来のことを考えたら貯めとかないとなって。先々どうなんだろう、自分たちのとき年金もらえるのかな」 (1歳の両親) 「テレビ買った。(残りは)貯蓄。いろいろと教育費とかも子どもがうまれてから気になって」 ボーナスを支給する側の経営者は…。 (美容室を経営) 「(支給額は?)全然上がっている。(何に使ってほしい?)AI学ぶとか自分への投資、散財は勧めていない」 九州経済研究所などが県内の主な企業を対象に行った調査によりますと、冬のボーナスが去年より「増える」と回答したのは36%で、去年より8ポイント増えました。 一方、使い道で多かったのは、3位はローンの返済。2位は貯蓄・資産形成。そして1位は生活費の補てんでした。 九州経済研究所は、賃金は上がっているものの物価が上がっているため、ボーナスが毎月の赤字の補てんや将来への備えに充てられていて、生活防衛意識が強い傾向が伺えると分析しています。