初規制の富士登山者は20万人 山梨側16%減、静岡側は6%増
環境省は30日、富士山の今年の開山期間(7月1日~9月10日)に8合目を通過した登山者が昨年比8%減の20万4316人だったと発表した。うち初の通行規制を導入した山梨県側登山道「吉田ルート」は11万4857人で昨年比16%減、規制がなかった静岡県側の3ルートは計8万9459人で同6%増だった。 時間帯別の推移では、吉田ルートで昨年は午後8時台から深夜に登山者が増加傾向だったが、今年は大幅に減った。 登山道の混雑や夜通し登る「弾丸登山」を防ぐため、山梨県が今夏から吉田ルート5合目でゲートを設置した。 山開きは山梨側が7月1日、静岡側3ルートが7月10日だった。