徳之島・伊仙町殺人事件 発生からこれまで 鹿児島
鹿児島放送
徳之島の伊仙町で55歳の女性が自宅で遺体で見つかった事件の発生から5日、県警は捜査本部を設置し、鑑識などの捜査を進めています。 ■ 宮城記者 「あちらの住宅で女性が血を流して死亡しているのが見つかりました。警察が殺人の疑いで捜査しています」 警察によりますと、20日午後6時ごろ伊仙町佐弁の保育士、菊池房子さん(55)の関係者から、「帰宅したら妻が倒れていて、冷たくなっている」などと消防に通報がありました。 警察や消防が駆け付け、その場で死亡を確認しました。 ■ 宮城記者 「事件から約2日、県警は殺人事件と断定し、捜査本部を設置しました」 司法解剖の結果、菊池さんの死因は出血性ショックで、遺体の上半身に鋭利なものによるとみられる複数の傷があったことが分かりました。 警察は殺人事件と断定し捜査本部を設置、現在も50人態勢で捜査を続けています。 25日も現場では鑑識とみられる捜査員らが出入りする姿がみられました。 近くの住民によると菊池さんは夫と2人暮らしで地域の病院の託児所で保育士として働きながら、地域の区長なども務めていました。 ■ 住民女性 「おとなしい人だった」 Q最近会った時の様子は? 「元気でした。別に変わったことはなかったと思います」 ■ 住民男性 「(トラブルの話とか?)聞いてないですよ」 「早々と解決してくれたら、住民も安心する」 警察は、現場の集落の周辺で不審な人物が目撃されていないかなど捜査を進めています。