暗号資産銀行Xapo、2億ドル規模のBTC建てヘッジファンドを運用へ──Hilbert Capitalと共同計画
暗号資産(仮想通貨)銀行のザポ(Xapo)と、スウェーデンの投資会社ヒルベルト・グループ(Hilbert Group)の資産運用部門であるヒルベルト・キャピタル(Hilbert Capital)は、初期資本2億ドル(約288億円、1ドル144円換算)のビットコイン(BTC)建てヘッジファンドの運用を計画している。 27日の発表によると、このファンドは9月にローンチされ、機関投資家やプロの投資家が利用できるようになる。 「ビットコイン価格へのエクスポージャーだけでなく、投資したビットコインの価値を高めるための構造化された方法を求めるこの分野の参加者に適切な商品を提供することは、この資産クラスの自然な進化だと我々は考える」とザポのディレクター、ジョーイ・ガルシア(Joey Garcia)氏は語った。 両社はファンドの手数料について具体的に明らかにしていないが、「他の2%と20%のヘッジファンドより低い水準」になるだろうと述べている。これは、資産運用会社が運用手数料として2%、ファンドの上昇分に対してパフォーマンス手数料として20%を徴収する手数料体系を指す。 ビットコインヘッジファンドの成長は、機関投資家による暗号資産の導入が増加していることを示すバロメーターと見なすことができる。なぜなら、この投資クラスは個人投資家に提供できる範囲を超えた高度な商品への需要を示しているからだ。 |翻訳・編集:廣瀬優香|画像:Pixabay|原文:Crypto Bank Xapo to Manage $200M Bitcoin-Denominated Hedge Fund With Hilbert Capital
CoinDesk Japan 編集部