中日・柳裕也投手（３０）が１２日、一からの出直しを誓った。同日からナゴヤ球場で始まった秋季練習のメンバーに名を連ねた背番号１７は投手陣の中では最年長。井上新監督のメッセージを受け止め、来季の”復肩”を目指して土台を築く。 今季は開幕投手を任されたものの、徐々に調子を落として１３試合の登板にとどまり、４勝５敗、防御率３・７６。実績からすれば、物足りない数字だ。「終わってみたらプロ入り後で一番ふがいない１年。自分は１年間休んでいたと思っている」と悔しさをにじませた。 井上新体制の初日。訓示を受け「僕が２軍で投げているときは前向きな言葉をかけてもらった。井上監督の気持ちを感じながらやっていきたい」と話した。 「一からアピールして居場所をつかみ取れるように頑張りたい」。今季は先発陣に不安を残した投手陣。最下位からの巻き返しを図るチームにとって柳の復活こそ浮上に欠かせないピース。背番号１７は出直しの秋を過ごす。
中日スポーツ
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