【危険な食品添加物一覧表つき】ノンアルコールビールは商品によって添加物が全く違う。気になる添加物が使われていない銘柄は?
私たちの暮らしに定着してきたノンアルコールビールだが、作り方は商品によってさまざま。その中で、気になる合成甘味料もカラメル色素も使われていない銘柄が、キリンビールのグリーンズフリーだ。科学ジャーナリストの渡辺雄二さんに解説してもらった。
ノンアル系は商品によって、添加物がかなり違う
「最近はすっかり市民権を得たノンアルコールビール。これにもダイエット飲料に多用されている合成甘味料が使われているケースがあります。代表的なのがアセスルファムKで、これは自然界に存在しない化学合成物質。動物実験では肝臓や免疫へのダメージが確認されています。 もうひとつ、カラメル色素が添加されているケースも。カラメルⅢとⅣには発がん性物質が含まれています。こうした添加物は、商品によってまったく違います。 キリンビールの『グリーンズフリー』には合成甘味料もカラメル色素も使われていないのでおすすめ。これもチェックして購入を!」(渡辺さん)
香料は気持ち悪くなるようなものは避けよう。自分の感覚を信じて!
オレンジやいちごなど、香りをつけるために添加される香料。これも多くの食品や飲料に使われている。 「香料は一括名表示が認められています。実際に使われている物質は、合成香料が約160品目、天然香料は約600品目もあり、なかには危険性のあるものもあります。 通常、数品目を組み合わせて、その商品独特の香りをつけるので、それは企業秘密として公表されていません。 頼りになるのは自分の鼻と舌。食べたり飲んだりして、違和感があったり気持ち悪くなるものは避ける。この自分の感覚を大切に!」
《避けたい添加物一覧》 ⚫️安息香酸Na【保存料】 清涼飲料水や栄養ドリンクに多用。動物実験でも悪影響が見られ、人間においても微量で胃腸粘膜への影響が心配 ⚫️亜硫酸Na【漂白剤・保存料】 かんぴょうやドライフルーツなどの漂白や、ワインの酸化防止剤として使用。胃腸への刺激が指摘されている ⚫️次亜塩素酸Na【殺菌料】 まな板や包丁の消毒などに使用され、食品に残らない前提で認められている。しかし、実際には残っている可能性が ⚫️OPP/TBZ【防かび剤】 輸入のレモンやオレンジなどの出荷時にかび防止のために添加。もともと農薬の一種でOPPは発がん性が確認されている ⚫️亜硝酸Na【発色剤】 肉の加工品などの色を保つために使用。肉に含まれるアミンと結びついて、発がん性物質に変化するといわれている ⚫️タール色素【着色料】 赤色2、黄色4など12種の色素の総称。自然界に存在しない物質で、12種類すべてに発がん性の疑いがある ⚫️カラメル色素【着色料】 コーラ、コーヒー飲料、ソースなどに使用。カラメルⅠとⅡは安全だが、ⅢとⅣには発がん性物質が。実際にどれが使われているかは不明 ⚫️サッカリンNa【甘味料】 最近では使用頻度が低いが、一部の酢ダコやしょうがの酢漬けに使われることが。発がん性が疑われている ⚫️合成甘味料3品目【甘味料】 おもにカロリーオフ飲料に使用されている、アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムKは体への悪影響の懸念が ⚫️臭素酸K【小麦粉改良剤】 パンの製造過程で使われる。発がん性が確認されているが、最終食品に残らない前提で使用が認められている