ゴールデンウィーク移動中の車酔い対策は?…旅行医学の専門医に学ぶ!旅を健康的に楽しめる方法
身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。 メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。 ドクターは、患者目線のクリニック 虎ノ門 内科・皮膚科 院長 医学博士 溝尾朗 先生です。 【動画】長距離運転につきものの腰痛。硬くなった筋肉を一気にほぐす、壁押しストレッチはこちらから!【1分28秒~】 今回のテーマは「~楽しく癒やし効果アップ!~ゲンキの時間式・旅プラン」 ゴールデンウィークこそお出かけ!しかし、せっかくの旅行も過ごし方を間違えばリフレッシュどころか、疲れてしまったり体調を崩したりしてしまう事も…。そこで今回は、旅行医学の専門医に旅を健康的に楽しめる方法を教えてもらいました。
あれば安心!旅行を助ける「3つの持ち物」
(1)「保険証」 旅先で何かあった時のために「保険証」は必ず持っていきましょう。ただし、コピーは保険証として適応されないそうなので注意してください。 (2)「サングラス」 目から紫外線を吸収すると疲労物質が分泌され疲れやすくなってしまうそうです。紫外線は5月頃から強くなるそうなので、サングラスで紫外線を防ぎましょう。 (3)「アラートカード」 アラートカードとは、万が一倒れた時に他人が見るカードの事。持病やアナフィラキシーショックの有無、アレルギーや服用中の薬などを書いておくと旅先での治療や診察に役立つそうです。例えば、糖尿病の方の場合「インスリンを打っている」などと書いておけば、低血糖に留意してもらえるのだとか。紙に書き、財布に入れればOK。海外旅行の際は、英文にしていきましょう。
移動のポイント
<運転中のストレス軽減・集中力をアップする方法> 慣れない道で集中を切らさず運転していると、目的地に着く前からストレスも溜まりがち…。それを防ぐ方法が"ドライブソングを楽しむ"事だそうです。なかでも、走り慣れてない道では聞き慣れた曲を聴くのがオススメ。軽く口ずさめるほどの好きな音楽は、聴くと集中力を高め、心理的な不安やストレスを取り除く効果が期待できるそうです。 <移動中の車酔い対策> 車酔いは、視覚(車内・スマホ・本など景色以外)からの情報と他の部分(急発進やブレーキなどの身体の揺れ・車内のニオイ・飲食など)からの情報のズレによって、脳が異常と認識し自律神経が興奮する事で起こるそうです。先生オススメの対策はガムを噛む事。ガムを噛むとリズミカルな噛む動作を継続するため、セロトニンの分泌につながり、自律神経が安定。車酔いの症状の改善が期待できるそうです。 <1時間に1回は車を止めて休憩を!> 先生曰く、旅を健康的に楽しむには1時間に1回は車を止めて休憩する事も大切。長時間座っていると猫背で肩こりにもなりがちなので肩甲骨を伸ばしたり、腰痛が心配な方はもも裏の筋肉を伸ばしたりなどのストレッチがオススメだそうです。 <新幹線や飛行機での注意点> 新幹線などの電車で移動する際は、通路側に座ると疲れにくいそうです。その理由は、車窓の景色。猛スピードで景色が変わると視覚処理が追いつかず、自律神経が疲弊しやすくなるのだとか。飛行機の場合は、エコノミークラス症候群に要注意。エコノミークラス症候群とは、脚の血行不良で血栓ができ血管を詰まらせてしまう病気。2~3時間に1回は席を立ち、トイレに行くなどして歩くと良いそうです。